映画【兄を持ち運べるサイズに】ロケ地はどこ？多賀城などの聖地を紹介

2025年11月公開の映画『兄を持ち運べるサイズに』、もう観た？

静かな演出とグッとくる感情表現が胸に残る作品で、観終わったあともずーっと余韻が消えなかったんだよね。

この記事では、そんな映画の世界観を支えていた“ロケ地”にスポットを当てて、シーン別・感情別に紹介していくよ♡

映画『兄を持ち運べるサイズに』の主要ロケ地まとめ

映画『兄を持ち運べるサイズに』って、不思議なくらい心にじんわり染み込む作品なんだよね。

感情の揺れ動きがすごく静かに描かれてるんだけど、その「静けさ」を支えていたのが実はロケ地の力だったの！

今回はそのロケ地を、感情の流れやシーンの雰囲気に沿ってエリアごとに整理して紹介していくよ。

宮城県多賀城市：物語の出発点

多賀城市は、主人公・理子が兄の死を知らされ、初めて訪れる場所として登場するよ。

この街の空気感がすごくリアルで、“どこにでもある地方都市”っぽい雰囲気が逆にリアリティ高いの。

駅、市役所、スーパー、学校……とにかく日常に溶け込んだ場所ばかりで、理子の心境とも重なるんだよね。

塩竈市：心の距離が動き出す場所

塩竈市では、物語が少しずつ感情的に展開していくの。

本塩釜駅や壱番館ビルの屋上が使われてて、シーンとしてはすごく静かなんだけど、登場人物の“わだかまり”がちょっとずつ変化していく感じが伝わる。

映像の中の空の色とか建物の質感が、「感情のゆらぎ」を表してるみたいで、ほんと見てるだけでグッとくるんだよ。

栃木県壬生町：縁市のあたたかさを映す

壬生町（みぶまち）では、ローカル感たっぷりの縁市（えんいち）が登場。

栃木のこの場所は、直接的な展開ではないけど、登場人物の心をやわらげてくれる大事なシーンになってるの。

ちょっと懐かしい雰囲気の中で、観てる側も一瞬ホッとできる空間だったよ。

仙台空港：移動と決意の象徴

仙台空港は、物理的な“移動”と、登場人物の気持ちの切り替えを象徴するロケ地だよ。

空港って何かが始まったり終わったりする場所だから、理子たちのこれからを暗示してるように感じた！

映画では多くを語らないけど、そういう“余白”の演出がこの作品の魅力なんだよね。

千葉エリア：現実との接点を描いた舞台

物語終盤に登場する千葉市斎場や矢切駅は、ある意味、感情の着地を描いてる場所。

宮城が“心の旅”だったとしたら、千葉は“現実に戻る場所”。

そのコントラストがはっきりしていて、作品に深みを出してるの。

多賀城市ロケ地の詳細とシーン解説

宮城県多賀城市は、映画『兄を持ち運べるサイズに』の中でも最も多くのシーンが撮影された舞台なの！

物語の“入口”として使われていて、主人公・理子がこの街にやってきてから、いろんな感情の扉が開いていく感じがあるんだよね。

この章では、多賀城市内の代表的なロケ地をシーンごとに詳しく紹介していくよ♪

JR多賀城駅と市立図書館：物語の起点

JR多賀城駅は、理子が兄の死をきっかけに初めて足を踏み入れるシーンで登場。

駅舎を出た瞬間の空気感がもう、「知らない場所に来た…」っていう理子の気持ちそのまんまなんだよ。

すぐ近くには多賀城市立図書館があって、そこは兄と良一の思い出の場所として描かれるよ。

リニューアルされた図書館はスタイリッシュで開放的な空間。なのに、どこか寂しさもあって、シーンにピッタリなの。

多賀城市役所：兄の生活を知るきっかけに

理子が兄の生活保護を知って、手続きに訪れるシーンの舞台が多賀城市役所！

この建物、実際に福祉課の職員さんたちも撮影に参加してるんだって。すごいリアル！

ロケにありがちな“作られた感”がなくて、リアルな行政施設だからこそ、生活の重さが映像から伝わってくるんだよね。

ミラックマツヤ：家族の幻影が交差する日常

ミラックマツヤっていう地元スーパー、めちゃくちゃ良かった……。

理子がふと立ち寄ったこのスーパーで、“イマジナリー兄ちゃん”と出会うシーンがあって、日常の中にファンタジーがふっと入り込むような感覚。

店員さんや買い物客までエキストラで参加してるんだけど、それが逆に作品の空気感にめちゃくちゃマッチしてたの。

ちょっとした会話も、買い物風景も、全部が「生活してた兄のリアル」を感じさせる演出になってて泣ける…。

多賀城小学校：良一の想いを託す場所

多賀城小学校は、兄の息子・良一が大切にしていたペットをクラスメイトに託すシーンで使われてるよ。

その場面って台詞が少ないのに、“子どもなりの決別”が描かれてて、感情的にグッとくるんだよね。

しかも校内で掲示された復興関連の資料は、映画スタッフと実際の児童が協力して作ったっていうエピソードもあって、背景まで泣ける。

塩竈市のロケ地と物語の感情変化

塩竈市でのシーンは、物語の中でも“静かな心の変化”が起きるすごく大事なパートなの。

多賀城での怒りや戸惑いから少し時間が経って、理子たちの心に少しずつ余白や気づきが生まれるようなシーンが多いんだよね。

この街の景色が、その微妙な感情をすっごく上手に映し出してくれてるのが印象的だったよ！

本塩釜駅：兄の死を受け止める第一歩

JR本塩釜駅は、理子が初めてこの地に足を踏み入れたシーンで登場。

駅舎の外壁に貼られた「津波到達水位」のプレートに彼女が目を留める描写があるんだけど、これがすごく象徴的なんだよね。

兄の死という“個人の喪失”と、街が抱える過去の災害の記憶が重なることで、すごく深い意味を持ってた。

そのすぐあとに現れるバスローブ姿の“イマジナリー兄ちゃん”も、理子の葛藤が映像として現れているようで、すごく切なかったなぁ。

壱番館ビル屋上：静けさと再出発の予感

壱番館ビルの屋上から見える塩竈の街並みがね、もう本当にエモすぎたの。

このシーンではセリフが少ないのに、登場人物の感情の変化が景色を通してビシビシ伝わってくるの。

高いところから街を俯瞰している構図が、まるで自分の人生を少しだけ俯瞰して見れるようになった理子を表してる感じがしてね。

「言葉じゃなくて風景が語ってる」ってまさにこのことだと思った。

ホテルグランドパレス塩釜：家族の対話が生まれる場所

ホテルグランドパレス塩釜は、理子たちが滞在する宿泊先として登場。

ロケ地としては控室やメイク室も兼ねて使われていて、制作チームにとっても重要な場所だったみたい。

ここの喫煙所のシーンで、理子が再び“兄ちゃん”を見かけるんだけど、もうね…会話の内容も表情も泣けるの。

家族として完全に分かり合えるわけじゃないけど、ほんの少し理解に近づく。そんな時間が流れていて、ここが舞台だったからこそ成立したシーンなんだと思う。

千葉ロケ地の意味と演出意図

千葉県のロケ地が使われているのは、物語の終盤なんだけど、ここがまたすっごく大事な役割を果たしてるの。

東北・多賀城や塩竈での心の旅を経て、理子が「現実」に戻ってくるのがこの千葉なんだよね。

感情の深みに潜った後の“戻る場所”としての機能があって、映像の中でもグッとトーンが変わるのが分かるよ。

千葉市斎場：終わりを迎える現実

千葉市斎場では、兄の火葬シーンが静かに描かれてるの。

これまで感情をぶつけ合っていた理子たちが、この場面ではもうただ静かに、“現実の別れ”を受け入れているのが伝わってくる。

施設自体も無機質で、セリフも少ない。でもその“何もない”感じが感情の空っぽさを逆に映し出してて、本当に切ない…。

ホテルプラザ菜の花：感情を整える場所

ホテルプラザ菜の花は、火葬後の滞在先として登場するんだけど、ここで少しだけ空気が変わるの。

喪失感いっぱいだった場面から、ちょっとした安堵や、“明日へ向かう気配”みたいなものが漂ってくるんだよね。

照明や部屋の雰囲気もほんのり柔らかくて、「もう一歩、歩き出せるかも」っていう静かな勇気が感じられるシーンだったよ。

北総鉄道 矢切駅：日常への帰還を示す風景

物語の締めくくりとして登場するのが、北総鉄道 矢切駅。

この場所は、まさに“非日常から日常へ戻る”ための通過点って感じで、理子の心が元の生活に戻る覚悟を象徴してるように見えたなぁ。

何気ないホームの風景が、これまでの旅の余韻を抱えたまま次に進む感じで、すっごく切なくて美しかった！

ロケ地が物語に与えた力とは？

この映画のすごいところって、ロケ地が「背景」じゃなくて「感情の語り手」になってることなんだよね！

ただの建物とか街並みなのに、登場人物たちの思いとか葛藤がスッと染み込んでる感じがあって…ほんとに映像美が心に残るの。

この章では、どうしてこの街が選ばれたのか、その演出意図や心理的な効果について深掘りしていくね！

観光地ではなく「生活圏」の選択理由

監督・中野量太さんがあえて選んだのは、観光地じゃない“普通の街”だったんだよ。

これはたぶん、「誰にでも起こり得る物語」にするための演出だったと思う。

日常の延長線上にある風景の中でこそ、兄との距離や家族との想いがリアルに伝わってくるんだよね。

それに、見ている側も「この景色、どこかで見たことあるかも」って共感しやすくなるの。

風景が“感情”を語る演出の妙

この作品ってほんとにセリフが少ないの。でもその代わりに、“風景”が語ってるの！

例えば図書館の静けさ、駅の無機質さ、スーパーの喧騒とか、どれもちゃんと登場人物の気持ちを反映してるように感じるの。

とくに壱番館ビルの屋上なんて、言葉なしで「人生の俯瞰」を表現してて震えた…！

映像作品としての表現力が高いから、何度見ても新しい発見があるんだよね。

ロケ地＝感情の座標という視点

この映画を観終わったあとにロケ地を調べてみると、「あのシーンはここだったんだ」ってだけじゃなくて、

「あの時、理子の気持ちはここにいた」って感覚になるの。

つまり、ロケ地＝登場人物の“感情の座標”なんだよね。

だからこそ、聖地巡礼がただの旅行じゃなくて「心の旅」になるのかも。

映画『兄を持ち運べるサイズに』ロケ地巡礼まとめ

映画を観たあとってさ、「あの場所どこだったんだろう？」ってめっちゃ気になることない？

『兄を持ち運べるサイズに』もまさにそんな作品で、心に残るシーンが多すぎて、ロケ地巡礼したくなる人も多いはず！

ここでは、巡る前に知っておきたいマナーや楽しみ方、そして自分なりの余韻の残し方までまとめていくね♡

聖地巡礼の前に確認したいマナーと注意点

まず大前提だけど、ロケ地は一般の方が生活している場所が多いから、節度ある行動は絶対大事！

特に小学校や役所、スーパーなどは営業や日常生活の場だから、訪れる時間帯や撮影などには注意しようね。

「映画の世界に触れたい」って気持ちは分かるけど、現地の人たちの気持ちも大切にしたいよね。

感情をたどる旅としてのロケ地巡り

ロケ地巡りって、ただの観光じゃなくて、“もう一度あの物語に会いに行く”って感覚なんだよね。

多賀城の駅前を歩いたり、ミラックマツヤで買い物したりすると、自然とあのシーンが蘇ってきて、心が映画と重なってくるの。

特に壱番館ビルの屋上なんて、もう立つだけで胸がぎゅーってなるから！

作品の余韻を心に残すためにできること

ロケ地に行ったあと、もう一度映画を観てみるのもおすすめ！

一度目はストーリーを追ってたけど、二度目は風景や表情、光の加減まで細かく観られるようになるんだよね。

“あの景色の意味”がわかると、作品の深さが何倍にも感じられるよ♡