【ザ・ザ・コルダのフェニキア計画】ネタバレ感想！父娘の確執と贖罪の物語

2025年9月公開の『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』は、ウェス・アンダーソン監督の最新作で、公開前からめちゃ話題になってたよね。

今回は「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画 ネタバレ 感想」をテーマに、物語の流れを解説しつつ、観客のリアルなレビューもまとめてみたよ。

重いテーマを扱いながらも、笑えて泣ける“ウェス節”が炸裂してて、映画好きはもちろん初心者にもおすすめできる作品なんだ。

ザ・ザ・コルダのフェニキア計画のあらすじ（ネタバレあり）

まず気になるのは『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』のあらすじだよね。

この作品は、大富豪ザ・ザ・コルダと、修道女をしていた娘リーズルの旅を描いたちょっと風変わりなロードムービーなんだ。

政治風刺・親子の確執・死と再生っていうテーマが一気に詰め込まれてて、情報量多いけど最後まで目が離せない展開になってるの。

暗殺未遂から始まる波乱の展開

物語の幕開けはめっちゃ衝撃的で、飛行機が爆発する暗殺未遂シーンからスタートするの。

助手が一瞬で吹き飛んだり、パイロットを放り出して自分で操縦するザ・ザの姿が、いきなりカオスで笑っちゃうんだよね。

しかもこれが6回目の暗殺未遂っていう設定で、ザ・ザがどんだけヤバい人物なのか一瞬で伝わる。

父ザ・ザ・コルダと娘リーズルの再会

疎遠だった娘リーズルは、修道院で育った超真面目ガール。

ザ・ザは「フェニキア計画」を継いでほしいって呼び寄せるけど、彼女は当然「父親なんて信じられない」ってなるの。

ここで出てくるのが母の死の真相。実はザ・ザが関わってるんじゃないかって疑惑もあって、2人の関係はかなり複雑なんだよね。

資金調達の旅と「フェニキア計画」

ザ・ザの計画は、フェニキア全土にインフラを整備する巨大プロジェクト。

でも妨害が入りまくりで、資金はショート寸前。そこで娘と家庭教師のビョルンを連れて、投資家に資金をお願いする旅に出るんだ。

旅の途中でバスケ対決したり、唐突な死後の世界描写があったり、テンポは超早いのにカオスでクセになる。

裏切りとスパイ、暴かれる母の死の真相

旅の仲間だと思ってたビョルンが実はスパイだったり、親族が裏で暗躍してたり、緊張感がどんどん増していくの。

そしてリーズルの母の死についても、新事実が明らかになっていって、単なる「親子の旅」じゃ済まされない展開になるんだ。

この辺りはまさにウェス・アンダーソン流のブラックコメディって感じで、不謹慎なのに笑えるんだよね。

ヌバルとの最終対決と意外な結末

最後はザ・ザの異母兄弟ヌバルとの直接対決。毒ガスと手榴弾の応酬っていうぶっ飛んだクライマックスに。

ヌバルは自爆して終わるんだけど、そこでザ・ザは今までの価値観をちょっと変えるの。

ラストで娘とトランプしながらお酒を飲むシーンがあって、「あ、家族を選んだんだな」ってホッとできるエンディングになってるんだ。

登場人物とキャストの魅力

この映画の見どころのひとつが、なんといっても豪華すぎるキャスト陣なんだよね。

ベニチオ・デル・トロの重厚感、ミア・スレアプレトンの存在感、そして脇を固めるハリウッドの大物たち。

俳優陣の演技合戦だけでも、映画ファンなら観る価値がある一本になってるの。

ザ・ザ・コルダ役 ベニチオ・デル・トロ

ベニチオ・デル・トロが演じるザ・ザは、本当にクセ強キャラ。

悪徳商人でありながらカリスマ的で、豪快さと小物臭さを同時に持ち合わせてるの。

観てると「こいつ最低！」って思うんだけど、最後まで目が離せないのはやっぱりベニチオの演技力がすごいからだよね。

娘リーズル役 ミア・スレアプレトンの存在感

ミア・スレアプレトンはケイト・ウィンスレットの実娘で、今回大抜擢された注目株。

厳格な修道女なのに、芯の強さとしたたかさもあって、ただの清純キャラじゃないの。

父親との距離感をうまく表現してて、この映画で一気に注目女優になったのも納得って感じ。

豪華すぎる脇役陣（トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソンほか）

脇役もほんとにヤバい豪華さで、トム・ハンクスやスカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチまで登場。

しかも一人ひとりが濃すぎるキャラを演じてて、ちょっとしか出なくても印象に残るんだよね。

「こんな豪華俳優をここで消費しちゃうの！？」っていう贅沢さもウェス作品らしい。

映画のテーマと考察ポイント

『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』はただの親子ロードムービーじゃなくて、風刺や社会批評が詰め込まれてるの。

死や資本主義の問題を扱いながらも、どこかコミカルで軽やかに見せちゃうのがウェス・アンダーソンの魔法だと思う。

テーマを掘り下げると、観た後にもっと深読みしたくなる作品なんだよね。

父娘の確執と和解の物語

物語の核はやっぱり父娘の関係性。

父ザ・ザは強欲で身勝手、娘リーズルは信仰と正義を信じてる。対立する2人が旅を通じて徐々に歩み寄る流れが胸に響くんだよね。

最終的に「家族こそ本当の富」ってメッセージが感じられて、ちょっと泣ける。

「資本主義と搾取」への風刺

コルダは奴隷労働みたいな仕組みで莫大な利益を得てきたけど、それを「偉大な計画」って正当化してるの。

ここには現代社会の搾取構造を重ねてるのが分かる。

笑えるけど、ちょっと怖くなるシーンもあって、単なるコメディに終わらない深みがあるんだよね。

死を軽妙に描くウェス流ブラックユーモア

この映画、死の描き方がほんと独特で、暗いのに笑える。

死後の世界がモノクロで描かれる演出も印象的で、しかも何回も死にかけるコルダにちょっとクセになる感覚すらある。

重いテーマを軽妙に描けるのって、やっぱりウェスの持ち味だな〜って思った。

観客の感想・レビューまとめ

実際に観た人のレビューを見ると、「前作より分かりやすかった」って声がめっちゃ多かったの。

でもその一方で「テンポが早すぎてついていけない」って人もいて、評価はわりと分かれてる感じ。

印象的なシーンについてもいろいろ語られてて、観客の感想を読むだけでも楽しめる作品なんだよね。

「前作より分かりやすい」との声

『アステロイド・シティ』で「難解すぎる」ってなってた人が多かったけど、今回はストーリーがストレートって感じ。

父と娘の旅っていう王道テーマがあるから、ウェス初心者でも入りやすいって声もあったよ。

この「分かりやすさ」はかなり評価されてるポイント。

テンポの速さに賛否あり

逆にマイナス意見で多かったのが、会話のテンポが早すぎるってこと。

字幕追いながら映像見るのが大変っていう人もいたし、情報量が多すぎて消化不良になっちゃう人も。

でもそのスピード感が「ユーモアにつながってた」って好意的に受け止めてる人もいるんだよね。

バスケのシーンや死後の世界描写が印象的

特に感想で多く語られてたのが、バスケのシーンと死後の世界の描写。

「唐突なのに笑える」「あの場面が一番記憶に残った」って声がめっちゃあった。

映像美とシュールな展開の組み合わせは、やっぱりウェス監督の真骨頂だなって感じ。

ザ・ザ・コルダのフェニキア計画は観るべきか？

公開直後から話題になったこの映画、実際観るべきかどうか気になる人多いよね。

結論から言うと、「ウェス・アンダーソンを知らない人」でも全然楽しめるし、もちろんファンなら見逃せない作品！

ただしテンポ感とか会話の速さに慣れてないと、ちょっと疲れるかもしれないのは覚悟してほしいな。

ウェス・アンダーソン初心者でも楽しめる？

今回の物語は父娘の旅と和解っていうめっちゃ分かりやすいテーマだから、初心者向けでもあるんだよね。

『アステロイド・シティ』で「難解すぎて無理！」って思った人も、こっちは安心して観られるはず。

ただ、シュールなギャグとか独特のテンポがあるから、やっぱり好みは分かれると思う。

映像美とキャスト目当てで観る価値あり

もしストーリーに不安があっても、映像美と豪華キャスト目当てで観るだけでも十分楽しめるの。

色彩や構図の美しさはやっぱりスクリーンで映えるし、「あ、この人も出てたの！？」って驚きがいっぱい。

映画館で観るとより世界観に没入できるから、できれば劇場鑑賞をおすすめしたい！

ザ・ザ・コルダのフェニキア計画 ネタバレ感想まとめ

最後にまとめると、『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』はブラックユーモアと親子の物語をミックスした超ユニークな映画だった。

賛否はあるけど、確実に印象に残る1本だし、観た後に誰かと語りたくなるような不思議な余韻がある。

「分かりやすさ」と「クセの強さ」が同居してるから、ウェス作品の入門編としてもオススメだよ。

まとめとしてのポイント

・父娘の確執と和解という王道テーマで、誰でも感情移入できる

・死や資本主義の風刺を盛り込みつつ、コミカルに描いてる

・映像美とキャストの豪華さは間違いなく劇場向き

今後のウェス作品に期待！

ウェス・アンダーソン監督は2年ごとに新作を発表してて、今回もそのペース通りだったの。

今後もこの勢いで次の作品を届けてくれると思うと、映画ファンとしてはワクワクしかない！

『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』は、彼の新しい挑戦と進化をしっかり感じられる一作だったと思う。