映画『教皇選挙』って聞いて、「なんかカタそう…」「宗教とか詳しくないし…」って思った人、正直多いと思う。
でも実際観てみたら、手に汗握るミステリー要素あり、現代的なテーマありで、めちゃくちゃ引き込まれたの!
美術・衣装・脚本・キャストどれをとっても完成度高すぎて、観終わったあと誰かに語りたくなる系の映画です♡
- ✔ 映画『教皇選挙』の衝撃的なラストとその意味
- ✔ 密室ミステリーとしての見どころや伏線の巧みさ
- ✔ 教皇選挙を通じて描かれる現代社会とのリンク
映画『教皇選挙』の結末とその衝撃的な展開とは?
正直、観る前は「お堅い宗教映画かな〜?」って思ってたんだけど、観終わった後はもうビックリ…!
衝撃のラストが待ってたし、色んなメッセージが詰まってて、観た人みんなと語り合いたくなる作品だった。
この章では、そんな映画『教皇選挙』の結末のネタバレと、その意味を一緒に読み解いていこうと思います!
新教皇に選ばれたのはベニテス枢機卿
意外すぎたけど、最終的に新教皇に選ばれたのは、メキシコ出身のベニテス枢機卿でした。
保守派とリベラル派がせめぎ合う中、どっちにも属さず静かに信仰を貫いてきた彼が、最後の演説で一気に支持を集める展開は鳥肌モノ!
平和への訴えが響いて、誰もが納得の決定になったんだよね。
インターセックスの事実とローレンスの選択
でもここでビックリな真実が明らかに。
ベニテスはインターセックス(性分化疾患)だったってことが、発表直前にローレンスにだけ伝えられるの。
それを知っても、ローレンス枢機卿は秘密を守り、彼の就任を後押しするっていう…もう涙腺崩壊した。
前教皇の策略と「亀」が象徴する意味
あとでわかるんだけど、実はすべて前教皇が描いたシナリオ通りだったんだよね!
彼は、ベニテスが教皇になるようにさまざまな伏線を張ってたってのが、すごすぎて唸った。
で、最後のシーンでローレンスが水に亀を返す描写があるんだけど、これがベニテス=インターセックスの象徴とも、信仰を取り戻したローレンス自身の心の象徴とも言われてて、めちゃくちゃ深いの…!

映画『教皇選挙』のあらすじをネタバレありで解説
ここでは、映画『教皇選挙』の全体の流れを、ネタバレありでがっつり解説していきます。
いきなり始まるコンクラーベ(教皇選挙)に、クセ強めな枢機卿たちが集結して、まるで政治ドラマみたいな駆け引きが繰り広げられるんです。
ラストに向けてテンション爆上がりな展開が待ってるから、振り返るだけでドキドキが蘇るよ〜。
起:次期教皇候補たちの駆け引き
ローマ教皇が心臓発作で崩御し、コンクラーベが開かれることに。
そこに集まったのは100人以上の枢機卿たちで、イタリアの保守派テデスコや、リベラル派のベリーニなど、それぞれが独自の思想を持ってバチバチの雰囲気…!
ローレンス枢機卿はその中で中立的な立場として、コンクラーベの指揮を任されます。
承:アデイエミの過去と内部告発
いよいよ始まった選挙。
中でも注目されてたのが、アフリカ系のアデイエミ枢機卿だったんだけど、過去のスキャンダルが暴露されて大混乱!
不倫相手との間に子どもがいたなんて話が出てきて、雰囲気は一気に修羅場モード。
転:トランブレの不正発覚と失脚
アデイエミに続いて、トランブレ枢機卿にも不正疑惑が浮上!
ローレンスが前教皇の部屋で賄賂の証拠書類を見つけて、会議室で暴露する流れは完全にスパイ映画。
こうして有力候補が次々と脱落していく中で、静かに注目され始めたのがベニテスだったわけです。
結:自爆テロとベニテスの選出
なんと、選挙の最中に自爆テロが発生するという衝撃の展開に…!
テデスコがイスラム教を非難する中、ベニテス枢機卿は、平和と希望を語るスピーチで全員の心をつかみます。
その場にいた人たちの中でもっとも静かで、でも心に刺さる言葉を放ったベニテスが、新教皇に選ばれるっていう流れは最高に感動的でした!

感想|映像美と脚本の妙に引き込まれる密室劇
ここからは、映画『教皇選挙』を観て思ったことを率直に語ります!
美術も衣装もセリフも、全部にこだわりを感じる作品で、2時間ずっと画面に見入っちゃいました。
難しそうなテーマと思いきや、めっちゃエンタメ性あって、ハマる人続出なのも納得です!
荘厳なセットと宗教的儀式の再現度
バチカンのシスティーナ礼拝堂を再現したセットがまじで圧巻!
ローマのチネチッタ撮影所で組まれたセットらしいんだけど、本物の礼拝堂かと思うほどの完成度。
細かい儀式の演出も丁寧で、「漁師の指輪」を壊すシーンとかも印象的だったな〜。
リベラル対保守の現代的テーマが示す重み
本作の大きな軸になってるのが、保守派 vs リベラル派の対立構造。
これはもうカトリックだけじゃなく、今の社会そのものって感じ。
宗教もジェンダーも、「伝統か変革か」ってテーマが浮き彫りになってて、観ながら何度も考えさせられたよ。
ベニテスの存在が投げかける問い
インターセックスであるベニテスが新教皇に選ばれるっていうラストは、ほんとに挑戦的だったと思う。
でも、それがすごく自然に、説得力持って描かれてて、誰もが涙したのも納得。
自分らしくあること、そして「弱さ」や「違い」を受け入れる勇気の大切さを伝えてくれる存在だったな。

『教皇選挙』を観るべき理由とおすすめポイント
まだ観てない人に向けて、映画『教皇選挙』がどれだけおすすめかを語ります!
脚本・映像・キャストどれをとってもクオリティが高いし、社会的なメッセージも詰まってるから満足度はめっちゃ高い!
ほんと、見終わった後は誰かと語り合いたくなる作品でした。
脚色賞を受賞した完成度の高い脚本
アカデミー賞で脚色賞を受賞しただけあって、ストーリーが本当によく練られてる!
伏線がたっぷり張り巡らされてて、2回目以降の鑑賞がさらに楽しい系の作品だと思う。
まさに「見るたびに発見がある映画」ってやつ!
ミステリーとしても楽しめる二重構造
宗教ものってよりも、実は密室ポリティカル・ミステリーなんだよね。
犯人探しじゃないけど、誰が教皇になるのかっていう謎解き感があって、すっごくテンポがいい!
宗教と現代社会の交差点に立つテーマ性
ジェンダーやダイバーシティを含めた現代的なテーマが、宗教という舞台を借りて語られるのがめちゃくちゃ新鮮!
教皇という権威の象徴が「インターセックス」になるという挑戦的なメッセージが強烈で、ずっと記憶に残る作品になりました。

映画 教皇選挙 ネタバレ 感想のまとめ
さて、ここまで映画『教皇選挙』のネタバレと感想をたっぷり紹介してきました!
最後に、この記事で紹介したポイントをまとめつつ、この映画の魅力をあらためて振り返ってみようと思います。
「ちょっと難しそう…?」と思ってた人にも届いてくれたら嬉しいです!
『教皇選挙』は宗教映画を超えた社会派エンタメ
宗教というテーマを扱いながら、現代社会の縮図とも言える対立構造や、人間ドラマがしっかり描かれてて、本当に面白い!
宗教に詳しくなくても楽しめるところがこの作品の魅力だと思う。
複雑なテーマを扱いながらも引き込まれる魅力
LGBTQやダイバーシティ、倫理や信仰といったテーマが自然に物語に組み込まれていて、観た人の価値観にそっと問いかける構成が秀逸だったなぁ。
キャラクターもみんな濃くて、人間臭さが最高。
鑑賞後に深く考えさせられる良質な一作
観終わったあと、「自分だったらどう判断するだろう?」って何度も考えたし、答えの出ない問いに向き合う時間が生まれた。
まさに、映画の醍醐味が詰まった作品だったよ!


- ★ 『教皇選挙』は宗教×政治の密室ミステリー
- ★ インターセックスの新教皇という大胆な展開
- ★ リベラルVS保守の現代的テーマが見どころ
- ★ 映像美と脚本の巧さが光るアカデミー賞脚色賞作品
- ★ 一度見たら誰かと語りたくなるエンタメ作品
コメント
ここに初めて来てコメント(質問)させてもらいます。映画のラストは「インナーセックス(男性なのに卵巣と子宮を持っている)」でしたが、何故「前教皇の隠し子」となるのでしょう??別バージョンの映画があるのですか???
kyuko様
ご指摘ありがとうございます。
こちらの記事は私が公開直後に抱いた感想を書いたのですが、
見当違いな思い込みの内容になっており、修正せずにそのままになってしまっていました…
記事内容は修正させていただきました^^
今後はこのような事がないように、正確な記事投稿を心掛けます!