ディズニープラスで話題のドラマ「ガンニバル」。その独特な世界観を支えるロケ地には、監督や制作陣のこだわりが詰まっています。
今回は、「ガンニバル」の舞台となった供花村をはじめとする主要な撮影地や、撮影秘話を徹底解説します。
さらに、訪れる際の注意点やアクセス情報もご紹介。作品の世界を深く知る旅へ出かけましょう。
2025年3月19日からシーズン2の公開が決定したガンニバル。
シーズン2放送前に前作のロケ地を振り返っていきましょう!
この記事を読むとわかること
- ドラマ「ガンニバル」の主要ロケ地とその背景
- 各ロケ地へのアクセス方法と注意点
- 監督が語るロケ地選定のこだわりや撮影秘話
供花村のモデル地:三重県熊野市木津呂集落
「ガンニバル」の舞台となる供花村は、その異様な雰囲気と独特な地形で注目を集めています。
この供花村のモデルとされるのが、三重県熊野市の木津呂集落です。
北山川の浸食作用によって形成された特徴的な地形が、作品のミステリアスな世界観にぴったりです。
木津呂集落は、川に囲まれた島状の地形が最大の特徴です。
この地形は約1500年前の火山活動とその後の川の侵食によるもので、「龍穴」とも呼ばれる風水的なパワースポットとして知られています。
周囲の山々や橋のある風景が、供花村の不気味さを際立たせています。
ただしこの地域は現在、立ち入り禁止となっている部分も多いため注意が必要です。
訪問を希望する場合は必ず三重県熊野市観光協会に確認し、安全に配慮した行動を心掛けましょう。
アクセスは熊野市中心部から車で約1時間とやや不便ですが、その分、独特な自然の景観を味わうことができます。
後藤銀の墓が登場した長野県入笠牧場
「ガンニバル」で後藤銀の墓が印象的に描かれるシーンは、長野県伊那市にある入笠牧場で撮影されました。
広大な牧草地と澄んだ空気が特徴のこの地は、物語の中で重要な場面を引き立てています。
また、背景に広がる山々が、ドラマの持つ緊張感と美しさを強調しています。
入笠牧場は自然に囲まれた高原エリアに位置しており、その雄大な景色は撮影地として最適です。
丘の上に立つ後藤銀の墓のシーンは、静寂と緊張感が漂う演出を支えています。
牧場ならではの広々とした風景は観光地としても人気があり、訪れるだけで癒されるスポットです。
アクセスは中央自動車道の「諏訪南IC」から車で約5kmと良好で、観光もしやすいロケーションです。
現地ではドラマで使われた景色を眺めながら、自然散策や地域の特産品を楽しむことができます。
ぜひ、ドラマのシーンを思い浮かべながら、この牧場の魅力を感じてみてください。
洞窟シーンが撮影された兵庫県明延鉱山探検坑道
「ガンニバル」の中でも特に印象的な洞窟シーンは、兵庫県養父市にある明延鉱山探検坑道で撮影されました。
この鉱山は日本の歴史的な採鉱跡地であり、独特の雰囲気がドラマの不穏な空気感を引き立てています。
志水心音さん演じるましろが洞窟に佇む姿は、この場所だからこそ生まれるリアリティが際立っています。
明延鉱山は奈良時代に開坑され、その後も銅や銀、タングステンなどの採掘で日本を支えた歴史があります。
現在は観光用に整備された探検坑道が一般公開されており、ドラマの撮影に使用された部分も含まれています。
坑道内は独特の冷たさと静けさがあり、物語の緊張感を体験できるスポットとして注目されています。
見学には事前予約が必要で、あけのべ自然学校への問い合わせが推奨されています。
入場料は大人1,200円、小中学生600円で、ガイド付きの見学が楽しめます。
アクセスは養父市内の主要道路から車で40分程度ですが、山間部のため安全運転を心掛けてください。
カマのシーンの舞台:養父市立大庄屋記念館
「ガンニバル」の中で柳楽優弥さん演じる阿川大悟がカマで襲われる衝撃的なシーン。
この場面が撮影されたのは、兵庫県養父市にある歴史的建造物、養父市立大庄屋記念館です。
江戸時代の雰囲気を色濃く残すこの場所が、物語の緊張感を一層引き立てています。
養父市立大庄屋記念館は、江戸時代後期に建てられた庄屋屋敷を保存した施設です。
撮影では急こう配の石垣や母屋から納屋への道が使用され、リアルな生活感と恐怖感を演出しています。
特に石垣の階段やスロープが、追い詰められるシーンにリアリティを加えています。
記念館は一般公開されており、入場料は大人200円、小中学生100円と手頃な価格で見学が可能です。
アクセスはJR八鹿駅からバスで約20分、小城バス停から徒歩11分と比較的便利です。
訪問時にはドラマのシーンを思い出しながら、歴史的な建物の魅力に触れてみてください。
監督が語る『僻地での撮影』のこだわり
「ガンニバル」の世界観を作り上げるうえで、撮影地選定のこだわりは非常に重要な要素でした。
片山慎三監督は、「供花村の田舎らしさを再現するためには、都市部では到底表現できない秘境が必要だった」と語っています。
この情熱が、ドラマの圧倒的なリアリティにつながっています。
供花村の全景や駐在所のシーンなど、村自体の見え方に細部までこだわり、監督自身が約5か月をかけて全国各地をリサーチしました。
選定された場所は、茨城県、山梨県、兵庫県、長野県、静岡県、栃木県など、自然豊かな地域が中心です。
特に、森の苔や独特の地形といった「人が入らなさそうな場所」が選ばれ、物語の雰囲気を忠実に表現しています。
撮影は過酷な環境で行われました。
制作陣によれば、宿泊施設からロケ地まで片道2時間以上かかる場合も多く、100メートル以上の急斜面をキャストやスタッフが登って撮影したこともあったそうです。
このような努力の結果、観る者を圧倒する映像美と緊張感が生まれました。
ガンニバルのロケ地と作品世界を楽しむまとめ
「ガンニバル」は、供花村をはじめとするロケ地がその世界観を際立たせる重要な役割を果たしています。
三重県熊野市木津呂集落や長野県入笠牧場、兵庫県明延鉱山探検坑道、養父市立大庄屋記念館など、選び抜かれた撮影地が物語にリアリティを与えています。
それぞれの場所には、ドラマに込められた監督やスタッフの情熱が反映されています。
各ロケ地は、アクセスや見学条件が異なります。
訪れる際は事前に確認を行い、地元のルールや安全に配慮した行動を心掛けましょう。
また、一部の地域は立ち入り禁止区域や事前予約が必要な施設もありますので注意が必要です。
ドラマを観た後にロケ地を巡ることで、作品の魅力をより深く味わうことができます。
美しい自然や歴史ある建造物を通じて、ガンニバルの世界観に触れる特別な体験を楽しんでみてはいかがでしょうか。
今後も撮影地やドラマに関連する情報をチェックし、新たな発見を楽しんでください。
ロケ地の徹底的なこだわりがあの世界観を生み出していたんですね。
シーズン2はどんなロケ地で撮影されるのか…ワクワクして待ちましょう^^
この記事のまとめ
- ドラマ「ガンニバル」は僻地での撮影にこだわり、供花村をリアルに再現
- 主要ロケ地は三重県熊野市、長野県入笠牧場、兵庫県明延鉱山など
- 各ロケ地の特徴や撮影時のエピソードを紹介
- 訪問時の注意点やアクセス情報を解説
- 作品の世界観をより楽しむためのガイド
コメント