2025年7月からTBS日曜劇場でスタートした『19番目のカルテ』、主演はなんと松本潤さん!ってだけで「観なきゃ!」ってなった人、多いんじゃないかな?
実はこのドラマ、原作は漫画で、しかもめちゃくちゃ丁寧に描かれた医療モノ。
この記事では、原作とドラマの違いをじっくり比較して、「どこが変わったの?」「どっちが好き?」っていうポイントをゆるっと深掘りしていきます♡
- ✔ ドラマと原作漫画の主人公視点の違い
- ✔ 徳重晃のキャラクター描写の違いと演出手法
- ✔ 総合診療科の描かれ方の違いと脚本家の意図
原作漫画とドラマで異なる徳重晃の人物像と焦点
ドラマ『19番目のカルテ』で松本潤さんが演じる徳重晃、めっちゃ印象的じゃないですか?
でも、原作漫画を読んでると、ちょっと違った雰囲気なんですよね。
このセクションでは、ドラマ版と漫画版の徳重先生のキャラの違いにフォーカスしてみました。
漫画ではやや控えめな総合診療医・徳重の描写
原作『19番目のカルテ 徳重晃の問診』では、徳重先生はとにかく物静かで落ち着いた印象。
いわゆる「名医」感を前面に出すんじゃなくて、患者との会話や空気感を大事にするスタイルなんですよね。
自分からグイグイ行く感じではなく、一歩引いた目線で人を見てる、そんな雰囲気がじわっと伝わってきます。
診断や医療スキルを披露するよりも、「なぜその人が不調を抱えているのか?」って部分に踏み込んでいく感じ。
それが逆にリアルで、読者に寄り添うスタンスとしてめちゃくちゃ好感持てるんです。
ドラマでは松本潤版における感情表現と人間関係の拡張
一方で、ドラマ版の徳重晃は、かなり印象が違います。
松本潤さんが演じることで、感情の起伏や存在感がグッと強調されてて、「あ、これは日曜劇場っぽいな」って納得する演出。
しかも病院のスタッフとの掛け合いや、患者に対してズバッと言う場面も多くて、よりドラマチックな“人間くささ”が前に出てる感じ。
キャリア30年目の俳優としての松本潤さんが、しっかり“徳重晃”というキャラを構築していて、これはこれで別の楽しみ方ができるなって思いました。
原作ファンからすると「えっ、こんなに前に出るキャラだったっけ?」ってなるかもだけど、映像作品としての臨場感はバッチリです!

原作とドラマで異なる主人公の視点と語り口
実は、原作とドラマで“主人公の立ち位置”が違うって、知ってました?
私も最初「え、これ原作と同じ話なの?」ってびっくりしました。
ここでは、主観視点や語りのフォーカスがどう違うのかについて、しっかり比べてみますね。
原作では整形外科医・滝野みずきが中心人物
原作漫画の主人公って、実は整形外科医の滝野みずきなんです!
しかも彼女、まだ新米医師で、総合診療科の徳重先生に対して、最初は「なんだこの人?」みたいな感じで接してるのがまたリアル。
視点は基本的に滝野側で、徳重先生は「謎めいた先輩医師」ポジションだったりします。
そこから徐々に信頼関係ができて、滝野の成長と共に物語が進んでいく構成なの。
ドラマでは徳重晃の問診を主軸に展開
対してドラマ版では、もう最初から徳重晃がど真ん中!
滝野みずき役の小芝風花さんはあくまでサブキャラ的な立ち位置で、あの繊細な内面描写はちょっと抑えめ。
むしろ毎話登場する患者たちとの「問診」ドラマとして構成されていて、いろんな人の背景や痛みに向き合っていく徳重の姿がメインになってます。
これにより、医師としての在り方や医療の本質に迫るドラマ性がグッと強くなってる感じがしました!

脚本家・坪田文が描くドラマならではの展開
このドラマを語る上で忘れちゃいけないのが、脚本家・坪田文さんの存在!
医療ドラマにリアルさと感情の機微を入れるのが上手な人で、『コウノドリ』シリーズでも有名ですよね。
ここでは、坪田さんならではの表現力や、原作にはないオリジナル展開をピックアップしていきます♪
コウノドリでも評価された人間味あふれる脚本
坪田文さんって、ただの医療情報を羅列するんじゃなくて、人と人との会話で空気を動かすのがホントに上手!
セリフひとつひとつに“温度”があるというか、見てて自然と涙が出ちゃう瞬間があって心が動かされます。
徳重先生が患者さんにかける何気ない一言、でもそこに脚本のセンスが詰まってるのよ……。
オリジナル要素で描かれる病院の人間関係や葛藤
ドラマでは原作にない展開やキャラ同士のやり取りがプラスされてて、これがまたいい味出してる!
たとえば外科医の東郷(新田真剣佑)との対立や、小児科医・有松(木村佳乃)との連携とか、病院内のヒューマンドラマ要素ががっつり描かれてるんです。
あと、1話完結のエピソード構成になってるから、それぞれの患者さんの人生に寄り添う形で物語が進んでいくのも、坪田さんらしさ全開!
原作とはまた違った切り口から、“総合診療医ってすごい”って実感させられるんですよね。

原作とドラマの総合診療科の描き方に見る違い
19番目のカルテってタイトル通り、“総合診療科”っていう新しい医療分野が舞台なんだけど……。
この「総合診療科」の描かれ方も、原作とドラマでだいぶ違うんです!
ここでは、その見せ方のギャップについて、わかりやすくまとめてみました◎
漫画では問診中心、患者の背景描写に比重あり
原作漫画は、ほんっとに“問診”のシーンが大事にされてて、徳重先生の聞き方、共感の仕方、間の取り方が丁寧に描かれてるんです。
派手な手術シーンとかないけど、患者さんの心の奥にある不安や痛みに焦点を当ててるから、読んでてめっちゃ深い…。
診断がつくまでのプロセスも、推理モノっぽさがあって地味に引き込まれる!
ドラマでは病院組織や専門医との連携など現場の群像劇を強化
でもドラマになるとやっぱり映像映えを意識して、病院全体の動きとかチーム医療としての側面が強く出てきてるんですよね。
総合診療科がどう他科と連携してるかとか、専門医とのコミュニケーションの描写もあって、これはこれでリアル!
あと、患者が“なぜ”この症状になったのかを探るのは一緒なんだけど、その背景にある社会問題や家族関係まで踏み込んでて、メッセージ性がぐっと強くなってる感じ。

ドラマ 19番目のカルテ 原作 漫画 脚本の違いを振り返るまとめ
ここまで読んでくれた方、ありがとう!
最後に、ドラマと原作漫画の違いについて、ざっくりだけどしっかりとおさらいしていきますね◎
登場人物の描き方、語り口、そして「総合診療科」というテーマの伝え方まで、それぞれに魅力があるので、ぜひ両方味わってみてほしい〜!
徳重晃という人物の捉え方の違いが鍵
まず何よりも大きいのが、主人公・徳重先生の描き方。
漫画では静かで観察者的な存在として描かれていたけど、ドラマでは感情豊かで能動的なヒーローとして登場しています。
この違いは、視聴者との距離感や感情移入の仕方にも影響してて、どちらにも良さがあるな~と感じます!
漫画とドラマ、それぞれの魅力を味わおう
原作漫画は、人の心にそっと寄り添うような語り口と、淡々とした中にも深いメッセージがあって、まるで小説を読んでるみたいな感覚。
一方でドラマは、脚本・演出・キャストの演技が合わさって、映像だからこそ伝わる熱量と、視覚的な臨場感で引き込まれます!
どっちが正解とかじゃなくて、それぞれの視点から「医療」や「人の心」を描いてるってことが大事なんだなぁって実感しました。
みなさんもぜひ、両方の作品を見比べて、自分なりの“19番目のカルテ”を感じてみてください♡


- ★ 原作は整形外科医・滝野みずきが視点の中心
- ★ ドラマでは徳重晃が主役として全面に登場
- ★ 脚本は『コウノドリ』の坪田文、温かみある演出が魅力
- ★ 総合診療科の描き方に原作とドラマで温度差あり
- ★ 両方の作品で異なる角度から医療の本質に触れられる
コメント