2025年4月に公開された劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』、これがまた予想以上に重くて複雑な内容で、観たあと「え、どういうこと…?」ってなった人も多いんじゃないかな?
長野県警のメンバーたちの因縁や、公安と内調のゴリゴリな裏事情、そして切ないロマンスまで盛り込まれてて、まさに“盛りすぎ案件”な濃厚映画だったの!
この記事では、そんな『隻眼の残像』をネタバレ込みでしっかり考察しつつ、時系列でスッキリ整理して、感想や気づいた伏線も一緒に語っていくよ〜!
- ✔ 『隻眼の残像』の事件を時系列でわかりやすく整理!
- ✔ 真犯人・林篤信の動機や公安&内調の裏側が見える!
- ✔ 小五郎や長野県警メンバーの熱い人間ドラマに胸アツ!
名探偵コナン 隻眼の残像の時系列と事件の全体像
今回の劇場版『名探偵コナン 隻眼の残像』は、マジで一回観ただけじゃ全体像掴めないレベルの複雑さだった…!
過去と現在が絡み合って、長野県警のメンバーが抱える因縁やら、公安の動きやら、ほんと情報量がすごかった。
ここでは、事件のカギとなる出来事を時系列でわかりやすく整理してみたから、観た後のモヤモヤもこれでスッキリするはず!
8年前の銃砲店事件が全ての始まり
物語の発端は、8年前に起きた銃砲店強盗傷害事件。
犯人は御厨と鷲頭隆の2人組で、盗んだ猟銃で逃走する最中に、従業員の舟久保真希を巻き込んで負傷させてしまう。
その怪我が原因で、真希はバイアスロンの強化選手から外されて、最終的には自殺という悲しい展開に……。
この事件で恋人を失った林篤信の心に、深〜い闇が生まれるのよね。
10カ月前の雪崩事故と敢助の失踪
このエピソード、ほんと切なかった……。
大和敢助が追ってた御厨を探す中で、八ヶ岳連峰・未宝岳で雪崩に巻き込まれちゃうの。
この時、敢助はなんと左目を撃たれて負傷してて、それもあってずっと行方不明扱いされてたんだよね。
実は彼、鷲頭に助けられて山梨の病院に運ばれてたっていう展開…もうドラマかってくらい熱い。
現在の事件と犯人・林篤信の正体
ここが物語の核心なんだけど、真犯人はまさかの林篤信。
八ヶ岳で衛星の電波を傍受して国家機密を入手、さらにそれを政府への脅迫材料にしてたとか、もう完全にスパイ映画レベルの展開!
しかも、彼の動機って単なる野望とかじゃなくて、自殺した恋人・真希の復讐ってところがまた複雑で、観てるこっちも複雑な気持ちになったよ。
一見ただのサスペンスだけど、人間の感情がめちゃくちゃ丁寧に描かれてて見応えアリ◎

事件の時系列を整理すると、それぞれのキャラの感情がどれだけ深く交差してたか見えてくるよね。次のセクションもぜひ読んでみて!
犯人・林篤信の動機と司法取引への問題提起
コナン映画の中でも屈指の”重たいテーマ”を扱ったのが、この『隻眼の残像』。
真犯人の林篤信はただの逆恨みキャラじゃなくて、社会制度そのものにメスを入れる動機を持ってたのがヤバかった。
司法取引制度の穴とか、それを利用した人間の行動の是非とか、正直こんなテーマをアニメ映画でぶっこんでくるとは思わなかった〜!
真希の死が引き金となった復讐
林の暴走のきっかけは、やっぱり舟久保真希の死。
自殺の原因を作った犯人たちが軽い刑で釈放される現実に、林はどうしても納得できなかったんだよね。
特に、鷲頭が御厨を売って執行猶予ついたことに対する怒りは強烈で、そこから「同じようなことがまた起きたらどうするんだ」って正義感(というか執念)に火がついちゃう。
これはもう完全に個人的な復讐だけじゃなくて、”社会”に対する復讐だったんだよね……。
衛星情報を利用した国家への脅迫
林が使った手段がマジでハリウッド映画ばり。
国立天文台の観測車を使って、衛星電波を傍受して国家機密を入手とか、ほんとに公安レベルの話でドキドキした!
しかも、その情報を盾にして政府に「司法取引制度の見直しをさせないように」って圧かけてくるっていうね……。
ここで個人の悲しみが国家規模の脅迫に化けるの、もう恐ろしいよ。
司法取引制度が抱える矛盾とテーマ性
この作品が伝えたかったのは、ただの「復讐の怖さ」じゃなくて、司法制度の不完全さだと思う。
御厨を売って自分だけ助かる鷲頭のような存在を、社会がどう捉えるべきなのか。
法の下で生まれる”不平等”に対して、林の行動は暴走だったけど、完全に否定できない部分もあるのが複雑だったなぁ。
それに対して、毛利小五郎が言った「犯人を生かして裁く」って姿勢もまたグッとくる対比になってたよね。

林の行動はダメだけど、彼の気持ちにはどこか共感しちゃう部分もあったかも…。ただのミステリーじゃなくて、制度や倫理を考えさせられる一本だったね!
長野県警メンバーの人間関係と感動のラスト
今回の映画でグッときたポイントといえば、やっぱり長野県警の人間模様!
大和敢助と上原由衣の関係性が描かれたことで、ただのサスペンスじゃない”感情”の部分がめちゃくちゃ刺さった。
さらに、諸伏高明と弟・景光の絡みも涙腺にくるし、全体的に”大人の再会”と”別れ”がテーマだった気がする。
大和敢助と上原由衣の再会と恋の行方
まず注目したいのが、この映画の大きな軸の一つともいえる敢助と由衣の再会。
由衣は、敢助が死んだと思って新しい生活を始めていたんだけど、なんとコナンがこっそり生存を伝えていたっていう裏話が明かされるの!
そして由衣が言った「ただの同僚じゃないとしたら?」ってセリフ……もう最高すぎて胸がギュッてなった。
敢ちゃん、ほんともうちょっと察してあげて(笑)!
諸伏高明と景光の“再会”が示したもの
もうひとつ、諸伏兄弟のエピソードが静かに泣けた…。
高明が滝壺でピンチになった時に、幻のように現れる景光。
これは実際の出来事じゃないんだけど、高明の心の中で弟と向き合えた瞬間だったんだと思う。
そして、「本当に引き上げたのは誰?」って謎を残す演出が、なんとも余韻たっぷりでよかった〜!
敢助の「隻眼」が象徴するものとは?
タイトルにもある“隻眼”は、もちろん敢助の負傷を指してるんだけど、それ以上に意味深だった気がする。
彼の左目には雪崩事故と撃たれた記憶、そして林を見た記憶が残ってる。
それは、彼が抱えてきた罪悪感や痛みそのもので、「過去を乗り越えて、今を見つめ直す目」としての意味もあるのかも。
視えないけど、見えている——そんなメッセージが詰まってたように感じたなあ。

敢助と由衣、高明と景光……みんなの過去と向き合う姿がめっちゃ胸に響いた〜!感動したい人にはこのパート、何回も観てほしい♡
毛利小五郎の真の活躍と27年越しの銃撃シーン
今回のコナン映画で一番テンション上がったの、ぶっちゃけ毛利小五郎の大活躍じゃない?
いつも「眠りの小五郎」で寝かされてる彼が、今回は自分の足で動いて、本気の推理して、しかも銃まで撃っちゃうっていうね。
あの人、ただの酔っ払いおじさんじゃなかったのか……って全国のファンが思ったはず(笑)。
鮫谷との友情と刑事としての矜持
小五郎がここまで本気出した理由のひとつが、昔の相棒だった鮫谷浩二の死。
この“ワニ”との絆が、小五郎の中でずっと残ってたんだなってわかるシーン、めちゃくちゃ泣ける。
ふだんはふざけてばっかの小五郎が、「この事件は俺が解く」って言った瞬間、なんか震えた……。
刑事だった頃のプライドと、友のために動く人間味、すごく魅力的だった!
風見との共闘、灰原の支援によるチームプレー
今回ってある意味、「小五郎アベンジャーズ」みたいな感じで(笑)、いろんなキャラが彼を支えるの!
特に公安の風見とタッグを組んだシーンは熱かったし、灰原哀がレーザー操作で加勢するところもすごかった〜!
あと地味に蘭が歴史知識でヒント出すってとこも、チーム戦感あって好き◎
いつもコナンが一人で無双してる感じだけど、今回はそれぞれが「できること」で活躍してるのがよかった!
「14番目の標的」を彷彿とさせる決着
小五郎が銃を撃つ——この展開、覚えてる人はピンとくるよね。
そう、あの名作『14番目の標的』で、英理を撃って助けたあの伝説のシーンを、今回27年越しにアップデートした形!
風見の銃を借りて発砲する小五郎の姿は、ほんっとカッコよかった〜!
しかも、ちゃんと誰も死なせない終わり方を選んでるのがまた泣けるんよね。

眠りの小五郎、卒業おめでとうって感じの回だった!もう今後は「かっこいいおじさま枠」で推していけそう(笑)
公安・内調の思惑とエンドロール後の展開
今回の『隻眼の残像』では、いよいよ公安や内調といった裏の組織がガッツリ絡んできて、情報量がマジで濃かった!
特に新キャラの長谷部陸夫とか、降谷(安室透)の動きとか、マジで裏社会に片足突っ込んだ政治劇レベルの展開に。
エンドロール後にも続きがあって、これはもう続編フラグ立ってるとしか思えなかったなぁ!
安室と林の司法取引の駆け引き
終盤、林篤信が捕まったあとに、安室透が動き出す展開がめっちゃエグかった……。
林に司法取引を持ちかけるんだけど、その内容が「裁判で公安の名を出さなければ死刑じゃなくて終身刑にしてやる」っていうやつ。
林は「取引なんかしたくない!」って言いながらも、恋人の名誉が汚れるのを嫌って飲まざるを得ないという……。
このあたりの安室さん、冷酷だけどブレてないのが逆にかっこよかった!
風見が気づいた「景光」の名前の意味
もうひとつの静かな衝撃が、風見裕也の報告シーン。
諸伏高明が滝壺で意識を取り戻した時、「景光…」と呟いたのを聞いた風見が、安室に「それってあの景光ですか?」って確認しようとするんだけど、安室はすでに立ち去ってるの。
これ、安室と景光の過去を知ってる人ならグッとくるシーンだよね。
黒の組織との繋がり、公安としての信念、いろんな感情が混ざった無言の背中が、逆に語ってた……!
新キャラ・長谷部陸夫の正体と今後の布石
あと注目したいのが、新登場の長谷部陸夫。
最初は「検事です」とか言ってたけど、蓋を開けたら内閣情報調査室(内調)の人間だったっていうね。完全に裏社会の人だった!
ラストでは改革準備室に配属される様子も描かれてて、これはレギュラー化の予感がビンビン。
ZERO(公安)とCIRO(内調)の絡みが今後どうなっていくのか、マジで楽しみしかない〜!

まさかの内調まで登場して、シリーズのスケール感どんどん広がっててワクワクが止まらん!次の劇場版も絶対観に行くやつ!
名探偵コナン 隻眼の残像の感想と次回作への期待
ここまで観てきた人は分かると思うけど、『隻眼の残像』ってマジでただのコナン映画じゃなかった!
人間ドラマ、国家の陰謀、ロマンス、アクション、そしてそれらをまとめる本格ミステリー……全ジャンル詰め込まれててすごかったよね。
ここでは、個人的な感想をゆるっと交えながら、次回作への期待についても語っちゃいます♡
難解だが見応え抜群のミステリー
とにかく一言、「難しかった!!!」(笑)
時系列の複雑さ、登場人物の多さ、公安や内調の入り組んだ関係など、観てて一瞬でも集中切れたらついてけなくなるレベル。
でもそのぶん、ちゃんと観てれば回収される伏線が山ほどあるから、2回目・3回目の鑑賞にも向いてる作品だなって思った。
久しぶりに「映画って観返すともっと面白いんだ」って思わせてくれる作品だったかも!
敢助と由衣の大人のロマンスの行方
若い恋愛ももちろんいいけど、今回の敢助と由衣の”ちょっとこじらせた大人の恋”、これが超よかった〜!
今までの劇場版ではあんまり描かれなかったような、再会、すれ違い、そして再び惹かれるっていう恋愛模様がリアルで感情移入しちゃった。
由衣の「ただの同僚じゃないとしたら?」ってセリフ、もう映画館で叫びそうになったもん(笑)。
次回作でこの2人の関係がどうなってるか、ちょっとでも触れてくれたら嬉しいな〜♡
次作は神奈川県警が舞台?エンドロールのヒント
そして、エンドロールの最後に流れた次回作の予告っぽいセリフ、ちゃんとチェックした?
蘭の「風の女神様」っていうセリフに対して、横溝重悟の「女海賊だよ」、そしてバイクの音……って、これもう神奈川県警&白バイ隊が主役の予感しかしない!
となると、萩原千速の登場が濃厚だし、アクション多めな爽快系ストーリーかも?って期待してる♡

今作が大人向けの濃厚ストーリーだったからこそ、次はちょっとテンポ速めの爽快系が来るのもアリ!来年のコナンも、しっかり観る準備できてるよ〜♡
名探偵コナン 隻眼の残像の考察・時系列・ネタバレまとめ
ということで、『名探偵コナン 隻眼の残像』をまるっと深掘りしてきたけど、ほんっとに情報が濃い濃い…!
最初はただのサスペンスかと思いきや、司法制度の闇、公安・内調の思惑、刑事たちの過去と現在が全部絡んでて、1回観ただけじゃ飲み込めないのも納得。
でも、それだけに「考察しがいがある」し、ちゃんと理解できたときの快感がすごいのもこの作品の魅力♡
人間ドラマ×国家ミステリーの融合
長野県警のメンバーを中心に、ロマンスやトラウマといったヒューマンドラマが展開されつつ、林篤信の国家レベルの犯行が絡んでくるって構成、ほんと新しい試みだったと思う!
ただの「推理モノ」じゃなくて、感情を考察する映画でもあったな〜って感じた。
だからこそ、登場人物のセリフひとつひとつがズシッとくるし、ラストのコナンの優しさにもちゃんと意味があって泣けたよね。
複雑だけど、それが面白い
確かに難解ではあったけど、それを「難しいから観なくていいや」って切り捨てるにはもったいなさすぎる。
むしろ、何度も観て噛み締めるタイプの作品だと思うし、考察とかSNSで語り合うことでどんどん面白くなる作品!
そして何より、「劇場版コナンは子ども向け」ってイメージをぶっ壊してくれたのがすごいと思った。
こんな骨太なテーマに挑戦した制作陣に拍手!!
考察ポイントを押さえてもう一度観ると100倍楽しい
最後にまとめると、この作品を本当に楽しむには、以下のポイントを押さえて観るのがオススメ!
- 事件の発端である8年前の強盗事件と、そこからの関係性を把握
- 大和敢助の隻眼と雪崩事故の意味と伏線の回収
- 林篤信の動機がただの復讐じゃなく、制度批判でもあるという視点
- 小五郎の成長と鮫谷との友情という大人の熱さ
- エンドロール後の次回作フラグを見逃さない!
このへん意識して観直すと、まじで新しい発見ばっかで沼だよ〜!

最後まで読んでくれてありがとう♡ 隻眼の残像、ぜひもう一度観て、コナンの世界の奥深さをじっくり味わってみてね!
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